桃原一彦さん・池田緑さんとディスカッション

桃原一彦さん・池田緑さんと
ディスカッション

in 辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動

 

日 時 2014年3月8日(土)18:30 ~
場 所 大阪駅前第二ビル5階 第1 研修室
参加費 500円

主 催 桃原さん・池田さんとディスカッション!実行委員会
共 催 関西沖縄文庫、辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動
問い合わせ先 090-2087-3464

 

このたび沖縄と東京から二人の研究者、桃原一彦さんと池田緑さんが来阪し、辺野古に基地を絶対つくらせない大阪行動とディスカッションをするという提案がありました。
このチャンスを生かし、桃原さん、池田さんを歓待しましょう。そしてお話を伺い、公開ディスカッションの場を設けたいと思っています。

昨年末から今に至るまでのあいだ、「石破のドウカツ」や「仲井真の受け入れ表明」など、沖縄を舞台とする米軍基地をめぐる議論が活発になってきています。
その中でとくに日本人がアイマイにして正面から触れたがらないものがあります。
「日本人は日本に米軍基地を持ち帰ってほしい」という沖縄の声です。この声によって日本人は、米軍基地を沖縄に押しつけつづける自身の植民地主義の暴力を、もはや隠せなくなりました。

けれども日本人は、いまだに自分の暴力がさらされることから逃げつづけています。逆に、自身の暴力を共犯化させた沖縄出身国会議員や仲井真知事をさらすことで、自らの立場性を第三者化しようとしています。
もちろんこれは為政者に限られた問題ではありません。隠ぺいや共犯化や第三者化という日本人の暴力は根深く、沖縄人にとってもまた、強制された同化主義を対象化することは容易なものではありません。
日本人と沖縄人の間、とくに日本人において要求されているのは「ポジショナリティー」、植民地主義のプロセスを自ら開示して立場性を明らかにすることです。
植民地主義は終わりません。時効がないからです。けれども、植民地主義を自ら終わらせるための実践は、他者との関係を開くために、切実に要請されているものだと思っています。

ぜひご参加下さい!

 

 

池田緑(いけだみどり)
大妻女子大学教員。研究分野は社会学、ジェンダー論、ポストコロニアリズム研究、国際社会学、情報社会論など。論文・共著に「心的傾向としての植民地主義」(『社会情報学研究 14、大妻女子大学社会情報学部、2005)、「沖縄への欲望ー“他者” の“領有” と日本人の言説政治」( 野村浩也編『植民者へ』松籟社、2007 年) などがある。

桃原一彦(とうばるかずひこ)
1968 年南風原村生まれ。沖縄国際大学教員。研究分野は都市社会学、ポストコロニアル研究など。論文・共著に「『観光立県主義』と植民都市の野蛮性」( 野村浩也編『植民者へ』松籟社、2007 年)、『「文化」と「権力」の社会学』( 広島修道大学学術交流センター、2008 年)、知念ウシ・與儀秀武・後田多敦・桃原一彦『闘争する境界 復帰後世代の沖縄からの報告』( 未来社、2012 年) などがある。

 

 

 

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